学資保険(こども保険)は元本割れすることもある

学資保険・こども保険の選び方

学資保険とこども保険は性質の違うもの?

学資保険とこども保険は、原則同じ性質の保険です。ただし、別の意味で使っている場合もあります。これは別に、定義が存在するわけではないので、ただ単に教育資金の貯蓄+こどものための保険という意味ですきな方の名称を利用している保険会社もありますし、学資保険は教育資金の貯蓄性を重視しているもの、こども保険は、こどもの色々なリスクに備えることを重視し+教育資金にも備えるという、どちらを重要視するかで名称を選んでいることもあります。

結局、「学資保険」という名称であるか、「こども保険」という名称であるかだけで判断するのは危険なので、その商品の内容をよく理解する必要があります。

学資保険に入っておけば教育資金は万全か?

将来の教育資金の貯蓄だけのために学資保険に入るというのは少し違和感があります。それは、保険である以上、ある程度は保証するという部分で保証料が発生しているわけですから、単純に積み立てているよりも、受取額は少なくなることになります。もちろんそれを補うために運用をすることによって増やしていくといことを保険会社はしているわけです。

元本割れすることもある

学資保険なんだから、支払った元本よりも受け取る額が少なくなるなんてことはないと思っている方が結構いるようですが、それは全くの間違いです。一昔前の学資保険では、1.5倍になるような宣伝がされていたものがたくさんありましたが、実際には不景気がやってきて、1.5倍どころか、元本を数十万円減らすようなことが続出しました。運用していくわけですから、経済情勢次第で大きく割戻金は変わってしまうという事を理解しておかなければなりません。

元本保証の学資保険は無いの?

はっきり言ってしまうと、元本保証の学資保険は存在しえません。運用しなければ元本が減りはしませんが、保険という保証の部分で保険会社が利益を得るわけですから、運用しなければただの保険です。運用して増やすからこそ、元本以上に割り戻すことができるのですから。つまり運用するという事は元本割れするというリスクが絶対に存在するわけですから、元本保証はできないのです。

割戻率100%未満の学資保険もある

支払ったお金に対して戻ってくるお金の利率を割戻率といいます。100%の割戻率であれば払った額分だけ戻ってくるという意味です。学資保険には、90%台の割戻率の商品もあります。これは、子供の医療保障などをつけたタイプに多いもので、保証を手厚くする分、保険として掛け捨てになる部分があるからです。学資保険によっては、保証部分を自由に付け加えられるものもあり、それによって割戻率が異なるという商品もあります。

このようなタイプの学資保険ですと、もはや将来の教育資金のための貯蓄という目的とは別になってしまう可能性があります。子供のけがや病気に対する補償をつけたいのであれば、共済などの掛け捨てであれば月1000円ぐらいでありますから、そちらの方がいいのではないかと思います。

貯蓄性を重視したタイプの割戻率は?

貯蓄性の高い貯蓄重視型の場合は割戻率は、おおよそ102%〜111%ぐらいのものが多いのです。この程度あれば、リスクの低い運用をしているので、元本割れはまずないと言っていいでしょう。ただし、絶対とはいう事はありませんので、リスクがあることは理解しておくべきですね。またどの程度の割戻率があれば納得できるでしょうか?102%であれば、100万円で2万円、200万円で4万円にしかなりません。5年10年の話ですから、定期預金と比べても、それほど増えたという実感にはならないでしょう。それを考えれば出来る限り10%に近い割戻率がある物を選ばないと、増えたという実家にはならないでしょう。

学資保険・こども保険の最大のメリットは?

それは、万一の時の保険です。親が亡くなってしまった場合、また高度障害を負ってしまった時です。それ以降の支払い無で、契約時の内容が履行されます。ただし、もし親の死亡や高度障害に対するリスクに備えるだけのことに対する保険であれば、子供が社会人になるまでの間だけの定期死亡保険に加入するという方法もあり得ます。
学資保険加入で勘違いしてはいけない事

貯蓄する事だけを考えればもっと利回りの良い商品がある
子供の怪我や事故病気に備えるならば、単独の保険がある
親の死亡保障であれば、親単独の死亡保険がある